2015-01-28 ■ 何時も面影を探している 前を横切る人に 貴女と同じ歩調を感じたり 扉を開ければ貴女が其処にいて 自分に微笑み掛けて呉れるのではないかと 妄想してみたり 妙に寒い自分の左側に違和感を覚えたり 左で嗤う貴女の頬の仕組みが乱れない様にと 自分は何時も考えていたのに 何を間違ったのか 何処で間違ったのか 自問自答を繰り返し 他人よりも遠くなりそうな貴女の輪郭を 欲求と悲しみを併せ持った哀悼の念で喪う