其の横顔を所有したいと思った
其れを所有出来ると信じ込んでいた
でも現実は違っていた
其れを実感する迄に其う時間は掛からなかった
然し其れを肉体的に認めた時
自分の苦痛は苦悩する羽目に陥った
知っていた事
其れすらも忘れていた
願えば自分でも幸福に為れると
痴がましい錯覚をしていた