処方される化合物の量が増量していく度に
其れが自分の生きている事の実感かの様に
一つの錯覚を抱く
其れが満足の理由でもあり
不満の原理でもある
自己確立の手段として用いた筈だったのが
何時の間にか其れは嘘から出た実
瓢箪から駒
嬉しい事に
並列的に症状が出始める
其れを払拭出来ない化合物