些細な事実を実感した途端に
脳内で何とか辻褄を合わせていた
ハリボテな感覚に罅が入る
いとも容易く崩れ落ちて仕舞う
理解しているのだ
事実を
真実を
状況を
脳内で何度もシミュレーションを繰り返した筈なのに
未だに事実に頭が付いて行かない
停滞を繰り返し
壊れては何度も積み直し
其の場凌ぎの軟弱な理解を繰り返す
一層の事 打っ棄る事も考えて見たりもする
然し自分の精神は其れを赦しては呉れない
何時迄も
何処迄も
自分の精神は執着する
其うして認可を拒絶する
現実を逃避する
何処迄も盲目的であろうとする
其の幼き且つ愚かな拘りを
自分は何時に為れば容認出来るのだろうか