昔 酷く苦手な人間がいた
其の人間が騙る言葉が演説の様に聞こえて
妙に説教臭く 受け入れる事が出来なかった
然し 時が経過してみて
今 其の人間の残したものに触れてみると
好意的に感じ共感出来る部分が多数あると感じた時に
自分も其の人間と同じ側に来て仕舞ったのだと
満足感にも似た絶望感を抱くしかなかったのである