同じ自分に同じ事を要求するだろう
今 此処で抱いている感情は人間的に 道徳的に
其うして何より自分の美学的に謂って間違った感情なのである
何も始まってはいないが 其の先の展開について抱く感情は正しくない
自分の感情と意志には彼の時に決着をつけて
決別を果した筈なのだ
唯 自己評価の低い自分を自分の認識以上に過剰に評価して呉れたと
自分が自意識過剰になって勘違いを犯しているだけの話だ
唯 少しの時間を自分と共有した丈だ
其処に歴史は存在しないのだから
思い込む丈 無駄と云うものだ