代わり逝く街並みを眺めて
自分の記憶の上書きが出来なくなっている事に気付く
彼の頃の楽しかった幸せを感じた日々を
此の儘別の記憶に置き換える事が出来ないのは
幸福な事なのだろうか
其れとも一生逃れる事の出来ない柵なのか

理解は都合よく処理され
実感は都合が悪く処理される毎日