死は絶望による苦悩ではなく
希望による解放であると思い込んでいるのは
其れ位にしか希望の拠り所が存在しないからであるが
現時点で自分が死を実行に移さないのは
其処に恐怖があるからである
自ら喜んで死を望み続けているのに
何を躊躇しているのだろうかと自分自身疑問を抱くが
其れが未知なる恐怖である事に加え
絶対的に引き返す事が出来ない事実であることに
若干の辟易を隠し得ないからだろうか
勝手に思い込んでいる解放が
絶対的な束縛として結果自分を苦しめるのではないかと云う
一つの可能性が未知であるが故に恐怖を抱かせる