自分が成人を越してから身に着けた
或る程度の規範の根柢は
紛れもなく貴女が自分に齎したものだった
其れが今の日常生活で認識する時に
貴女の存在をも毎回再認識させられる
貴女に因って創られた自分自身の行動規範に
有難さと嬉しさを以って迎えるのに
其れが拡張していかない悲しみが同時に襲って来る