我々は元々他人を褒めたい等とは少しも思っていない
其れ故 自分の利益に為らないなら
決して他人を褒めたりはしない
称賛は巧妙かつ狡猾に隠蔽された追従に外ならず
其れを与える人と其れを受ける人では
其処から得られる満足は全く異なる
称賛を受ける人は
其れを自分の価値に対する当然の報いと見做すし
一方 其れを与える人は
自分の公平さと他人の価値を見抜く力を
衒らかす為に其うするのだ