世の中には明らかにしない方が良い事
其の儘にして置いた方が仕合せな事が沢山ある。
秋の山を歩いた事があるだろうか。
綺麗に色づいた落ち葉が
足元に敷かれた絨毯見たいに私達の行く先々を飾っている。
其の落ち葉の一枚一枚をひっぺ返して其の裏側を覗いた所で何が得られるか?
綺麗なモノに理由がない様に
私達を魅了する全ての存在は理屈がない。
何故魅力があるのか。
其の理由を考えてはならない。
考えた瞬間に其れは逃げて仕舞う。
唯、其の美しさを感じる事が出来れば其れで良い。
若しも、理由がなければ魅力が味わえないと主張する人が居て
其れこそが人間の性であると信じているとしたら
多分、唯一オラウータンよりも劣った感性といえるだろう。
理屈がないと価値が認められない程
私達人間は愚かではない筈と私は信じたい