明暗。

もしかしたら、夕日はもともと赤いものではないのかもしれない。
我々が感知する事の出来ない
まったく新しい色なのかもしれないな。
人間が考え出すものは決まって似たような物ばかり。
多少の文化の違いが在ったとしても
其処に作られるものは殆どが同じものである。
其れ故に日本語が英語になったり
中国語になったり
他の国の言葉に変わることが出来るんだね。
結局のところ
人間がまったく想像もしえないモノを
作り出すということは無理なんだろう。
宇宙人を書いてみたって
其処には蛸などの何らかも『モデル』が存在する。
だから、モデルなくして
人はものを生み出せない。
まるで此れは何かに踊らされているかのようだ。
だから、人間が見ている色が全てではないのかもしれない。
只、其れは感知できない色なのである。
だけれど。其れはどんな色?
そう聞かれても見たことも無い。
『モデル』が無いのだから
想像のしようも無いのだ。
ただ、夕焼けが赤いと言うのは
只の思い過ごしなのだろうか?