精神及び肉体に関する死後理論。②

さぁ、話を続けるよ。
君がこの世界で眠りにつくと
君の意識は肉体とは違い
あの世界へと行く。
勿論毎日じゃないよ。
其の世界には君の意識を
連れて行く事が出来ても
君の肉体までは連れて行けないよね。
でも、此れは僕の経験からしか言えないんだけど。
他に僕と違う経験をした人はいるかな?
あの世界で自分の肉体を見た人は居る?
僕はこの世界でしか自分の肉体を見た事は無いんだ。
あの世界の僕の手首は傷一つ無い
とても綺麗なものだったし
髪の毛だってもっと長かった。
身長だってこんなにも小さくなかったんだよ。
でも、一つ残念なのは
人間の体型が大きく関係する
声を僕はあの世界で一度も聞いた事が無いんだ。
ほら、君も経験しているんじゃナイかな?
小説を読むとき。
文章を読むときって
其の文章を音読はしなくても
頭の中で復唱していない?
速読が得意な人は別なんだけどね。
速読が得意な人は
文章で読まないで単語で読むんだ。
機械的に其の単語が頭の中に入ってくる。
だから、其の物語を想像なんてしないんだよ。
そんな理由で僕は速読をやめちゃったんだけどね。