報告書。

リスカ
正式名称:リストカット
    
     発祥は、中世ヨーロッパの貴族の間から生まれた拷問とされている。

     主に女性に多く、自ら腕をカッターなどで切る行為のことを指す。
     経験者の多くは、「血を見ることで安心した。」と語っており、
     80年代にはアメリカで大流行した。
これは、女性には内向性が多いとされていることが関係してる。
     
     理由は、様々ではあるが主に自殺の歯止め・自分への罰・現実逃避
     ストレス発散などが上げがれる。また、リストカットには、
     伝染性があり、グループの中に一人いると、数人が影響されたように
     リストカットを始めることが多い。前に述べたとおりに、アメリカで
     大流行したのも、マスコミなどが原因で感染したとされている。

     この場合、後から始めたものはやめさせるのにさほど苦労はしないが、
     もととなっている人間は、なかなかやめることができない。

     この症状は、内向性の性格の持ち主に多く、鬱病分裂病また摂食障害
     などといった、有名な精神病を併発しやすい。
     
     原因は、様々だが学校(職場での)人間関係や、家庭において
     親(配偶者などの親族)からの理解のなさ・孤独感も、大きな理由である。
    
     最近は、若者に多く知られており女子高生の場合8人に1人の
     割合で、1回はリストカットを経験をしているという。
     また、最近はおしゃれ感覚でやる若者も多く、
     「星形に切ってみた。 今度は、十字架に切ってみた」
     などという人も増えてきている。
    
     これによって、リストカッターがより一層差別的な目で見られている
     ことが現状である。

  似たような症状に、根性焼きアームカット・バッティングなどが
     みられる。
     


     参考図書:心の医学事典 講談社
          南条 あや著 卒業まで死にません 新潮社
          ロブ@大月著 リストカット・シンドローム ワニブックス
          今 一生著 生きちゃってるし、死なないし 晶文社
          etc