皆。

他者から目を背け続けて。
其れで楽しいかい?
楽しいだろうね。
其の気分の良い微温湯は。
君の骨の髄まで溶かしてしまう。
いいだろうね。
其れこそ思惑通りだ。
君は其れに気づきやしない。
偶に、不図省みる事はあっても
其れを気づかない不利で片付けるのだろう?
今迄もそうやって生きてきたじゃないか。
僕には如何でも良い事だ。
君は僕の象徴でしかない
君は存在しないのだから。
どんなに頑張っても
僕は君を認めやしないよ。
それ以前に他人を認めやしない。
する必要性も無い。
他者は認めるがね。
だとするなら。
僕は何故君に向かってこう伝えるかって?
そんなことにも気づかないのかい?
君に語る言葉。
君に伝える言葉。
全ては僕の為だからさ。
存在することの無い君にそんな事伝えるなんて
水の無い海を泳ぐようなものさ。