門。

門の先に何があるのかを知りたい。
僕は門を開ける術を心得ていた。
只、其の門を開ける力に欠けていただけなんだ。
   
   
夏目漱石の『門』という小説の一部を拝借し
僕なりに少し手を加えたもの。
今日、門を読み終わった。
読み始めの頃は宗助の優柔不断さに嫌気を差したが。
読み進めていくうちに
嗚呼、宗助は僕であり
普通の人間なのだな。
そう思った。