2007-05-24 企み・汚染。 僕の思考は沢山の人間の意見や了見や哲学や思考。 沢山の本の物語や言葉思考意見考察に犯されている。 僕という意識は其の汚染の中に埋もれている。 其の菌を一つ一つ剥がして行くと 其処に僕は存在しない。 丸で玉葱の皮のよう。 僕は風が吹き。 「嗚呼、涼しい好い風だ」 そう思っても、此の感想すら 僕は汚染されたが故の感覚なのだ。 『僕』と云う意識は存在しない。 『僕』と云う人格は存在しない。 全ては、賢人の企みなのだ。 そう思う事すら何者かの企みなんだな。