想い出。

想い出や記憶というのは
自分の中に種を蒔く様な物で
其れが順調に育つか如何かは自分次第
相手からの刺激というのは
其の種が育ち成長する為の水と栄養剤
其れが大木に成るか雑草に成るか枯れて仕舞うかは
文字通り成ってみないと解からないものだ
然し、奇妙な事に其の種が如何育ったかを他人は決して拝む事が出来ない
他人は幽閉されている人間の様に
高い塀に囲まれているのと同様に
外から作られた情報しか得る事が出来ない
其の情報の真偽を問う事は無意味だ
其の情報が忘れたと言えば忘れたのだ
こうだ!と言えばこうなのだ
貴方は其の情報に対して異議を唱える事も出来る
其の結果如何成るか、如何するかは亦貴方にはわからないが。