時間。

『何も無い』とは一体如何いう状態なのか。
如何と言われても表現の仕様が無い。
空間すらも存在しないのだから
騙る事が出来ない。
僕らが騙る為には空間が必要不可欠なのである。
此処で時間に付いて少し触れておく。
其れは四次元的なものか
其れとも三次元的なものか。
縦・横・奥行は自然に存在するものだが
果たして時は本当に存在するのだろうか。
1秒は、セシウム133の原子の基底状態
二つの超微細準位の間の遷移に対応する
放射の周期の9192631770倍の継続時間何かではない。
『時間』と云う概念は人間が人間が作り出した物である。
其れは『神』と言う概念に相等しい。
其処に存在等しない。
時計の秒針が刻む1秒を1分と感じるか3分と感じるか
0.5秒と感じるか。
其れは貴方次第貴方の世界に存在する1分が僕にとって1分である証明等
到底出来るものではないのだ。
其して、時は過去から未来に到る時間軸を有してはいない。
時計で15秒を測り振り返ってみても其処に15秒の直線等存在しないのだ。
『今』しか確かに存在しない。
貴方が今15秒を振り返ってみても
其れは、『今』振り返るのであって過去に戻った訳ではない。
15秒前の世界があり『今』を貴方は知るのではなく
『今』の世界があり15秒前と云うものが存在した事を貴方は知るのだ。
想い出を振り返った時に其処に過去と云う直線の延長線上に
其の想い出が存在する訳ではない
『今』自分の意識内に存在するものを想起するから過去が存在するのである。