ニンヒドリンと妊婦の狭間に立たされたゴマすりオリゴーマーの憂鬱。

ガリズムの様な奇抜さを有した君の面影が
御影石に光る月光の様に僕の思考の中を漂っていた。
何方も表であって何方も裏である得る
コイントスの様な如何様と向き合いながら生きて来た
僕の理不尽さを見事示しているかの様な
其の瞳に魅入られたら
僕の世界観はフーリエ変換の様に
圧倒されるかも知れない。
其れは丸でラヂヲの周波数の様に
鮮やかに
大胆に
其して何より美しく。
此の空間に存在するラヂヲのジジッと言う雑音が
其れは何億年前に存在した
宇宙の塵である様に
僕の思考に騙り掛けて来る。
弱さと脆さの共存である
其の周波数の先に存在するのは
果たして未来だったのだろうか。