オルミット?ヘルメット?サミット?いいえテルミットですよ皆さん。

本当は昨日書こうと思っていた記事があるのですが。
今日書こうとしたら
一体どんな内容だったのか解からない。
正鵠を記すならば
思い出せないので如何しましょう?
如何にでもしろと思いますね。
すみません。
其の通りです。
其れでは、異邦人の一部でも。
お楽しみ下さい。
   
   
君は当に自信満々の様子だ。
其うではないか。
然し、其の観念のどれを取っても
女の髪の毛一本の重さにも値しない。
君は死人の様な生き方をしているから
自分が生きていると云う事にさえ自信が無い。
私はと言えば、両手は空っぽの様だ。
然し、私は自信を持っている。
自分について
全てについて
君より強く
亦私の人生について
来るべき彼の死について。
其うだ、私には此れ丈しかない。
然し、少なくとも
此の真理が私を捕らえているのと同じ丈
私は此の真理を確り捉えている。
私は嘗て正しかったし、今も尚正しい。
何時も、私は正しいのだ。
私は此の様に生きたが
亦別な風にも生きられるだろう。
私は、此れをして、彼れをしなかった。
此んな事はしなかったが、別な事はした。
其して、其の後は?
私は丸で
彼の瞬間、自分の正当さを証明される彼の夜明けを
ずうっと待ち続けていた様だ。
何ものも何ものも重要ではなかった。
其の訳を私は知っている。
君も亦其の訳を知っている。
此れ迄の虚妄の人生の営みの間中
私の未来の底から未だ遣って来ない年月を通じて
一つの暗い息吹が私の方へ立ち上ってくる。
其の暗い息吹が其の道筋に於いて
私の生きる日々程の現実的とは言得ない年月の内に
私に差し出される全てのものを等しなみにするのだ。
他人の死、其んなものが何だろう。
所謂、神、人々の選び取る生活、人々の選ぶ宿命
其んなものに何の意味があろう。
只一つの運命が此の私自身を選び
其うして、君の様に私の兄弟と言われる
無数の特権有る人々を
私と共に選ばなければ為らないのだから。
君は解かっているのか、一体君は解かっているのか。
誰でもが特権を持っているのだ。
特権者しか居は、しないのだ。
他の人達も亦、何時か処刑されるだろう。
君も亦、処刑されるだろう。
人殺しとして告発され
其の男が母の葬式に際して
涙を流さなかった為に処刑されたとしても
其れは何の意味があろう。
此の死刑囚め
君は一体解かっているのか。