罪(主に殺人罪)についての個人的且つ哲学的見解@1

罪とは、一体如何云うものなのだろうか。
辞書を引くと以下の様な記述がある。

【罪】つみ
[名]
1 道徳・法律などの社会規範に反する行為。「―を犯す」
2 罰。1を犯したために受ける制裁。「―に服する」「―に問われる」
3 よくない結果に対する責任。「―を他人にかぶせる」
4 宗教上の教義に背く行為。
仏教で、仏法や戒律に背く行為。罪業(ざいごう)。
基督教で、神の意志や愛に対する背反。
[形動]無慈悲なさま。残酷なさま。「―なことをする」「―な人」

道徳や法律等に背く事。
例えば殺人の場合で考えよう。
法律では何故人を殺す事を禁じているのだろうか。
誰も人を殺す権利を有さないからだろうか。
では、何故人を殺す権利はないのだろうか?
人は皆生きる事を宿命され
其れは生命の尊厳で或る。
此れは、何人たりとも犯すことの出来ない事だからだろうか。
此の種の問は堂々巡り
ごっこである。
此んな、返答を繰り返しても
人間が殺人を犯してはいけないという真理には
到底辿り着く事の出来ない事である。
法律は結局、其の法律が出来た所に突き詰めてみれば
其れは集団的道徳的
詰まり、マジョリティーの解釈へと当然の帰結を示す。