側鎖Rのハイドロゲンはリジンのアミノ酸形成を象り蛋白質になる。

此の世に意味も理由も存在しない。
存在するのは自分と言う不確か不安定な幻想と
鏡に映る虚像の様な他人。
其して何処迄も透き通った無意味と理不尽丈だ。
僕は唯机の上に空論を広げて
其れを新聞紙の様に隅から隅へ読み進める。
其れはシュデリンガーのネコの様に
不確かさの先に存在する確固たる決め付け。
唯の言葉遊びにして独り遊び。
唯の餓鬼に過ぎない。
何がしたい訳じゃない。
何かをしたくない丈だ。
でも、其の何かが解からないし。
其の何かが全てでもあって。
僕は何がしたいのか。
多分秋口の夜風の様に
十六夜を眺めながら意識が遠退く事を想う丈なのかな。
ケチャップの様に甘美なご馳走が
チキンライスに変わる様に
僕は如何にかする事が出来るのだろうか。
冷えた紅茶の様な思想に紫煙の化学物質が混じるんだ。
此処に蒸留されたアルコールが混入する丈で
僕は其の先に存在する未来に想いを馳せて
絶望に浸って狂おしい程の愛情を求める。
其れは誰でもない二次元的な愛情でもあるし
二次元的な幻想に過ぎないし
其れは幻体なんだろう。
狂おしい程の愛に埋もれて
僕は其の愛が故に此の世から抹殺されて仕舞えば
僕の願いが最高最大の容で叶えられた事を意味するのだ。
確かに確固たる其んなものの月にぶら下る兔の様に
僕は餅つきを楽しめるだろうか。