落胆。

其の素晴らしさを知っていて。
其れを見つめる度に其処に自分が認められていない事を痛感して
僕は苦しくなる。
其れは失恋に良く似ている。
其の中で恋をして
生きる事が楽しい事の様に錯覚出来た。
きっと、生きるっていう事は
僕が信じているよりも
楽しくて
僕が騙されているよりも
命を掛けるに値するのかも知れない。
そんな風に巧く自分を騙す事が出来るのなら。
僕は、嬉しいのに。