天井にも天上にも点状に為った水玉模様。

未だにの些細な抵抗が自分を繋ぐ唯一のもので
其れは余りにも惨めだと
下される受動的評価を能動的に受け入れて仕舞う
其の結果として現実が如何にか何処かに傾く程
甘い等と云う事は有る訳も無く
亦、自分自身は其れが裏切られる事を期待して
同じ様に裏切られる
手を翳せば自分に振り返ってくる山彦の様な選択をした
振り返る事を宿命とする様な選択をした
余りにも愚かで
余りにも惨めで
其れを誰かに騙る術も無く
結局林檎の上に描いた落書きと同じなのだ
退屈に満足する昼下がりに
拗けた意思が僕の脳内を支配して
泡沫の日々に悲しみを纏わせる