自分勝手が世の中を動かす原動力になっている。

待ち望んでいた承認と
待ち望んでいた言葉を与えられて
自分の思考回路の中で其れはリレー回路の様に
何度も何度も
何回も何回も
反芻を続けていた筈なのに
其の言葉を易々と与えられた様に感じて仕舞うのは何故だろうか
自分と云う思考が
其うも単純であって欲しくはないと云う願望からなのだろうか
虚構の様に自分の耳に響いて
虚無の思考を通り越して仕舞う
其の承認と言葉を僕に与えて呉れるのは
貴女を除いては存在しないのかな
『問題は無い』と呟いて
白濁した屈折率を持たない空を見上げてみる