強者と弱者。

違和感も何れ必然的に為り慣習化される
其れを今度は当然であると思い込み
純化され淘汰され洗練される
其の過程で喪われていく存在に目を留める人は居ない
其れが自分の存在と重なる
社会の中で淘汰され洗練され喪われるものに目を向ける事は無い
弱者の為と云う社会も実際の弱者に為ってみれば
社会は其うも優しくはない
仕方がないだろう
仕組みを作るのが強者の特権で
強者が仕組みを作るのだから
如何の此うのと謂っても
何も解決しないし
何も始まらないし
誰も気にも留めては呉れない
発しない声は何処にも届かないし
声を発しなければ異論がないと思われて仕舞うし
結局は異論が無い事に為るのだろうな
其れで社会は動いている
空回りの歯車を回して停滞している