現実。
それを受け止めるのはあまりにも今の僕には
無理難題のように思えた。

脳の中では解っている
今はもう取り返しのつかないひどいことをしてしまった。
だが、心のどこかでは未だに思っているのだ。
きったまだ大丈夫
大丈夫・・・と。

身体の奥から押し寄せる感情と言う
得体の知れない奇妙なものが僕の身体を支配し
そして動けなくさせた。
だがその感情ってヤツは、いつも寸でのところで
僕の身体から出て行かない。
そして決まって僕をODに走らせる。
今日もそうだった
言葉にならない奇妙なものが
僕の身体を支配し、そして僕の感覚を麻痺させた。
そのまま意識もとう退いていく。