続編。

タバコの種類
着火して煙を味わう刻みタバコ、
葉巻きタバコと着火しないで香りを楽しむ 嗅ぎタバコ
噛みタバコがある。
葉巻きタバコ
タバコの葉を刻まずに丸めて吸うタイプのタバコ。
刻みタバコをタバコの葉で巻いたものも存在する。
詳細は葉巻きタバコを参照のこと。
刻みタバコ
喫煙方法によりいくつかに分類される。
紙巻きタバコ(シガレット)
日本では一般にタバコという場合、これを指す。
刻みタバコを紙で筒状に巻いたもので、
直径は約6ミリ、長さは6cmほど。
一本あたり約0.7gの葉が使われる。
包み紙はシガレットペーパーと呼ばれる特別な紙。
元来、両切りと呼ばれるフィルタの無いものしかなかったが
ロウ引きの吸い口を経て
現在では吸い口にニコチン・タールなどを吸収する
フィルターがついたものが主流となっている。
日本では活性炭を加えたチャコールフィルターがよく使われる。
また日本では外国産の紙巻きタバコは
俗語として「洋モク」と呼ばれることがあるものの
日本たばこが国内の販売代理店を行っている銘柄も多い。
一本あたりの平均的な燃焼時間は3〜5分程度。
キセル
日本、朝鮮、中国で見られる喫煙具。
パイプをまねて作られた。
雁首、羅宇(らお)、吸口から構成され
雁首の火皿に刻みタバコを詰め、着火する。
本来、一息で吸いつくすもので、燻らせるものではない。
日本では江戸時代の喫煙は大半がキセルによるものだった。
一般的に紙巻きやパイプタバコよりも、葉の刻み方が細かい。
一服あたりの平均燃焼時間は2〜3分程度だが
使うタバコの葉の量は紙巻タバコの1/4程度に相当で
人によっては(本来の喫煙法ではないが)
紙巻きタバコの吸殻(俗にいうシケモク)をこれに詰めて吸う人もいる。
キセル
水パイプとも呼ばれ、タバコ煙を水にくぐらせた後
極めて長い煙路を経て吸引する。
タール分や一酸化炭素を主に
多くの煙に含まれる成分が水に溶けて省かれ
また煙温も低下するので、まろやかな味わいが得られるとされている。
トルコ等の中東方面で用いられる大型のもの
(複数人数で吸うことができるようになっているものもある)
から、中国などアジアで見られる小型のものまでさまざまあり
日本でも吹きガラス製の水パイプなどが存在している。
当然ながら、この喫煙に使った後の廃水は非常に有害で
うっかり口にすると大変不味い。
サイズによって燃焼時間はまちまち。