精神及び肉体に関する死後理論。⑦

さて、もう一つの考え。
結構初めの考えと似ているんだけれど。
この考えは少し違うかな。
さっきは肉体と意識が別々のものとした考え方だけれど。
今度は肉体と意識が同じだった場合。
僕の意識はあの世界で
生徒らしき人間と思われるモノに怒りをぶつけている。
其の時この世界で僕は心臓麻痺を起こし腐敗への道を歩みだす。
そしたらあの世界にいる僕の意識も死ぬ事になるね。
そしたら、僕は高校生で18歳で自転車で通学して高校に通っていた
なんていう事は解らないわけだ。
あの世界で死ぬのだから。
僕は教師で65歳で未婚だった。
もはや、この仮定は仮定の域を通り越して
事実へとなってしまう。
僕は本当の自分に気付かないまま死を迎えるわけだ。
何だかちょっと悲しいね。
でも、本当の姿っていったいなんだったんだろうね。
こうしているのも実はあの世界での出来事が
この世界の出来事になったかもしれない。