プーさん。

僕が望むアレは。
抑圧された対象で決して此の世にも。
若し、僕が死んでも得る事の出来ないもので。
嗚呼、何て至福の時なのか。
僕の望みだ。
だけれども、其れを現実的に叶えるには
僕は肉体的に時を重ねすぎてしまった。
髯が生えるようになった。
時を認めた。
過去を認めた。
金銭を認めた。
酒を認めた。
煙草を認めた。
世の中を認めた。
社会を認めた。
そして、同時に多くの物を喪いすぎて。
多くの物を得すぎたんだ。
もう、決して戻る事はできない。
如何仕様も無い。
僕は、死ぬしかないのだ。
嗚呼、死ぬ権利さえ与えられる事のない僕に。
永久の苦しみから救ってくれる
唯一の物は・・・。
責めて、プーさんを好きになろう。