夢。

僕は、俗に言う良い夢も悪い夢も見るのが好きではない。
例えば、良い夢を見て目を覚ました時
其の平凡で嫌気の差す日常に僕が存在する事実に落胆を示す。
例えば、悪い夢を見て目を覚ました時
其の平凡で嫌気の差す日常に僕が存在する事実に落胆を示す。
そもそも、悪い夢なんていうのが僕には存在しないかもしれない。
こうやって、生きている事が何寄りも悪夢なのだから。
此れ以上に悪いもの等存在するのか。
神は、究極のサディストです。
今日も僕を生かそうとします。
僕に死ぬ権利を
僕に死ぬ資格を与えようとはしないのです。
何故なのです?
僕は、何で死んではいけないのでしょうか。
あの時、本人はあんなにも死を願っていたはずなのですが。
僕には如何して死を与えられなかったのでしょうか。