如何仕様も無い。

僕は知っている。
もう既に、僕には超える事の出来ない
巨大な壁が其処にある事を。
僕には如何仕様も無い。
其処に蒔かれた種は何れ巨大な木に成長し
貴方を困らせる事を。
僕には如何仕様も無い。
仕方が無いだろう?
自分で蒔いた種ではないか。
成長を続ける以外に方法は無いさ。
其の種を探し当てて排除する事なんて
宇宙から僕と云う存在を誰かが見つけて
撃ち殺す位に不可能だろう?
僕には如何仕様も無い。
其の木が枯れ果てるのを待ち続けるしかないのだ。
僕には如何仕様も無い。
如何仕様も無いんだ。