貴方へ。

僕が何かを言った時に。
貴方は、「分かる」と云う。
僕の思想は、感情は僕の物で
決して貴方に理解出来る筈は無いのに。
貴方は、其れでも分かるといって僕に微笑む。
僕はとても悲しい気持ちに成る。
貴方は貴方が自分の思想の中で
身勝手に其の状況に陥った自分を想像して
僕が発した精神状態を表す表現を掛け合わせて
自分で分かった気になっているんだよ。