現実味。

或る・・・現実味を帯びた妄想や想像をした所で
其れは幾ら現実味を帯びていても
妄想や想像の域を超えてはいないのだから
其れは現実では有り得ない。
だから、其の中では不快な程の灼熱も無いし
痛みも苦しみも現実味を帯びてはいない。
現実はもっと残酷で容赦ない。
頻繁に『現実は、力の無いものに容赦無い』という表現を眼にするが
力あるものにも現実は容赦ないのだ。
只、力有る者は其れを受け流す術と力を有している丈なのだ。