科学。

人間の精神は完全に脳に依存している。
脳が存在するが故に精神は存在する。
と云う事は死ぬ事詰まり脳が機能を停止させて仕舞ったら
其処に依存している精神は存在しない事に成る。
拠って魂だの霊魂だのを騙るのはチャンチャラ可笑しいという事なのだが
僕にはそうは思えない。
精神が完全に脳に依存しているだなんて
僕には信じられない。
抑、其れを決定付けた事も科学だろう?
偉い先生方が難しい方程式や理論を用いて
弾き出した結果だろう?
然し、科学なんて何だか知らないけれど
辻褄が合うし取り敢えず良し!と、決めた事ではないか。
水素と酸素を化合して水が出来るなんて
今日はそうでも明日そうである保障なんて何処に存在する?
シュデリンガーの波動方程式で電子の位置が解かるなんて
何でそんな事が言える?
其れは凡その位置で存在確立の話ではないか。
原子中には電子と陽子と中性子があるだなんて何故言える?
其れは只の憶測ではないか。
絶縁体が電気を通さないだなんて何故言える?
高い所で物質から手を離せば落下するだなんて何故言える?
其れは今迄がそうであっただけで
決して次もそうなるだなんて保障は何処にも存在しないだろう?
科学なんてこじ付けに過ぎない。
そんな事をする拠り宗教で神に祈りを捧げる方が余程価値が或る。
然し、宗教だって僕は好まない。
神は確かに存在すると思うが
宗教だなんて団体で行う物ではない
集団で崇めるものではない。
只、独り自分が創り出した神こそが神で
独りで只祈る事にのみ意味が在る。