天気予報の話。

今日は少し話が逸脱しますが
確立の話でも書きたいと思います。
或る天気予報で明日の降水確率を表示していたとしましょう。
其れが20%か80%かでは
家を出る時に傘を持って行くか持って行かないかに大きな違いが生じます。
然し
20%にしても雨が降る時は降るし
60%でも雨が降らない時は降りませんね。
気象予報士は、どちらに転んでも言っている事は最もだと思いません?
詰まり、
20%の確立で雨が降ると言った時は
80%の確立で雨が降らないと言っている事になり
80%の確立で雨が降ると言ったら
残りの20%の確立で雨が降らないと言っている事に成る訳です。
私達は、天気予報で気象予報士が50%以下の確立で雨が降る場合
雨は降らないと認識し(人に拠りますが)
50%以上の降水確率で其の日に雨が降ると認識します。
(人に拠りますが)
其して、其の認識通りになった時
天気予報が当たったとか外れたとか言う言い方をします。
どっちにしても、気象予報士の言っている事は
正しいと言う事になって仕舞います。
    
然し、此処で少し考えて頂きたい事が有ります。
確かに気象予報士は降水確率を言いましたが
雨が降る等一言も言っていないのです。
飽く迄、其れは可能性を論じているのであって
其処に雨が降るか降らないかは亦次元の違う問題へとなって仕舞うのです。
其して、天気予報が当たるとか外れるとか言う概念も。
確立だけを手にとって見るのなら
全く関係の無い事なのです。
其れは飽く迄も確立なのですから。