罪(主に殺人罪)についての個人的且つ哲学的見解@5

さっきの話に戻るが
僕は僕の愛する人を殺されたとしよう。
其うしたら、僕は其の相手を恨むだろうし
殺したいと願い
此の世から抹殺したいと思うだろう。
   
若しくは其奴を生かして置きながら
社会的には決して生きられない様にし
自ら命を絶つ事を認めず
且つ人権等一切認めず
其の命が続く限り苦痛を与え続けたいと
其う思うだろう。
   
然し、其処に存在するのは
其んな行為を起こした相手への
僕の恨みであり
嫉みであって
怒りであって
悲しみであって
苦痛であって
相手の罪を認めているのではない
其処には罪など存在しない
罪は第三者の加入を許さないのである。
常に、自分の行った行為に対して
自分の中で対峙する時に丈生まれる。

罪を償う等と云う事は一生出来るものではない。
自分自身の精神が罪に向き合う時
常に罪は其処に存在するからである。