猫戯らし。

半年振りに逢う貴女に
どんな顔すれば良いの?
僕とは違う世界に住んで居る不思議な奴だった。
忘れて居た頃に電話が鳴る
だけど久し振りの気がしないのは
きっと其れは何処かで同じ匂いがするからだ
我が儘で意地っ張りで金遣いが荒くて
でも、とても素直で弱くて
心の何処かで引っ掛かる
嗚呼、胸が痛くなる
嗚呼、何れ丈時間が流れても
僕ら此処で逢えるよ
例えるものがあるのならば
其れは猫戯らしの様に
掴めそうになると
スルスル手の中から飛び出していく
約束の時間に平気で遅れて来るのに
顔を見た途端許して仕舞うのは何故だろう。
いい加減で
狡賢くて
常識知らずで
でも、寂しがり屋の貴女が記憶の片隅で嗤っている