経験と空論。

自分の存在証明の様にアリバイ工作に余念がない
自分が如何の時に誰と如何の様に語り合ったのか
其れを表記して証明したくて仕様がない
手帳の空白やカレンダーの空白を埋める事に必死で
余白に迄手を出そうとしている
其れが自分の意志であるかの様に
其れが自分の義務であるかの様に
其れが自分の価値であるかの様に
アリバイを必死に工作して
何かとの結合を求めて
ネットワークを構築していく
机上の空論が意味を無くしていって
愚かな行為の様に烙印を押して
経験が思考を上回る事を証明したくて仕様がない