方程式と哲学。

結局は否定されたい理由でも肯定されたい理由でもなく
自分の人生に巧く折り合いを付けられるか
其れが如何かなのが問題なのだと思う
解きたいと思っている問題や
論破したいと思っている哲学
其れ等がなくても張り合いがあると自覚している人生を
人は送る事が出来るだろうし
逆に些細な事に躓いて何時迄も前進できない人もいる
巧く其んな自分を肯定する理由でも否定する理由でもなく
唯 折り合いを付けられるか如何かなのだろう
抑 折り合いを付けるには既に遅すぎる事もある
理解したかった方程式を今更取り出して
理解し直す事は可能だろうが
其れで喪われた時を回復する事は出来ない
自覚しながらも泣く泣く手放した事の重大さを
今更嘆いても折り合いの付け様はない
だから責めて
今は可能性に縋りたいのだ
新たに挑戦しない事で自分は自分の可能性を保持したいのだ
其うする事でしか今の自分に取り敢えずの折り合いを付ける事は
非常に困難な状況にある