期待とは自己中心的な欲望の現れに過ぎない
表面上は滑らかで
舌触りが良く
遠目には甘美にすら映る
然し 其の実態は割に合わない代物である
期待に応えられる事の素晴らしさを
生きる意味や価値の様に誤解し
生き甲斐の様にすら思い込む事がある
其れが心身を侵略し蝕んで行く
期待に応える事に成功しても
其の先に待って居るのは
絶望と云う行き止まりしかない
自分に期待すると云う傲慢さは
一体 誰からの受け売りなのだろうか